ZasekiとGatherの比較
歩く空間型と、座席図型の前提の違い
近接通話とワールド感のGatherと、日本向け座席図・ノック型音声のZasekiを、公開している比較軸で並べます。
Gather(Gather Town)は、タイル状のマップをアバターで歩き、距離に応じた音声で「そこにいる感」を作る製品として広く知られています。Zasekiは日本の中小チーム向けに、オフィス図に近い座席表示と呼び出しからつながる音声を組み合わせています。料金・上限は各社の公式ページが正です(GatherはGather公式、Zasekiは料金)。
Gatherとは
俯瞰の2D空間で移動し、近くにいる相手の声が聞こえる体験を中心に設計されています。テンプレートはオフィスからイベント用まで幅があります。製品の基本言語やサポートの前提は英語圏寄りになりやすく、日本の現場では日本語UIの実用度を確認するチームが多いです。
Gather 2.0以降はメンバー課金のEssentialに整理され、旧来の同時接続ベースほど極端な桁差ではありませんが、当サイトの10名目安では国内向けSMBツールより高めの行に載せています。年払い/月払いは公式で確認してください。
Zasekiとは
ブラウザ上の座席・会議室の図に、在席・ステータス・プロフィールを載せます。ログインした瞬間からフロア全体のマイクが開く前提にはしていません。
音声は**会議室・ミート・呼び出し(ノック)**など、つなぐ操作がはっきりしたときに使う想定です。
税抜き一人あたり月額980円で、先頭4席は無料など、人数ベースで読める公開形です(料金)。
設計が分かれるところ
体験の比喩: Gatherは空間を歩く楽しさ・イベント性が前面に出やすく、Zasekiは名札の並ぶオフィス図に近い見せ方です。
運用文化: 英語での情報・コミュニティが厚い製品と、日本語を主にした稟議・社内説明を想定した製品では、導入ストーリーが変わります。
費用感: 少人数で固定の人数を前提にすると、Gather側の月次コストは、Zasekiの人数×掲載単価と並べたときに承認プロセスが違うことがあります。優劣ではなく予算の組み方の話です。
データの置き場所: 国内のみ・海外転送なしが必須なら、各社の利用規約・DPAを読み比べてください。当サイトの比較表ではその軸を保守的に載せています(比較表)。
比較表
| 比較項目 | Zaseki | Gather |
|---|---|---|
| 日本語UIが実務で使える | 〇 | △ |
| 座席・フロアで在席が一目でわかる | 〇 | 〇 |
| 呼び出し・ノック通知(ログイン中でも常時接続の近接音声にならない) | 〇 | △ |
| 軽いブラウザ利用を前提にした体験 | 〇 | △ |
| ビジネス向けの見た目(RPG・ゲーム調ではない) | 〇 | △ |
| 料金が読みやすく頭割りしやすい | 〇 | 〇 |
| 無料枠や短期契約で試しやすい | 〇 | △ |
| 通話中だけでないチームチャット(チャンネル・DM) | 〇 | 〇 |
| ゲストがアカウント作成なしで参加できる | 〇 | 〇 |
| フロアプランをドラッグ&ドロップで編集できる | 〇 | 〇 |
| カメラオフ前提の音声ファースト体験 | 〇 | △ |
| 顧客データを日本国内に保管(海外転送なし) | 〇 | — |
| 大きな最低利用人数・高額な初期費用なしで始められる | 〇 | △ |
| 月額目安(10名チーム) | ¥5,880 | 約¥18,000~22,500/月(Essential・年/月) |
| 初期費用 | なし | なし |
Gather向きになりやすい例
- 距離で声がつながる体験そのものを、日々のコミュニケーションの中心にしたい。
- イベント・研修・交流の比重が高く、歩くマップの方が説明しやすい。
- チームの既定言語が英語で、サポートや情報も英語で問題ない。
Zaseki向きになりやすい例
- 常時の近接オーディオより、呼び出し・会議室で声をつなぎたい。
- 取引先や経営層に見せても業務ツールとして説明しやすい画面が欲しい。
- 人数×月額でそのまま見積を出したい。
まとめ
**「空間を歩く楽しさ」と「席と部屋で業務を回す静けさ」**のどちらに寄せるかが分岐点です。他製品も含めた一覧は比較表を参照してください。